「ねぇねぇ!さっき先生も言ってたけど文化祭の役割どうする?」
結構な勢いで私のところに来た響子ちゃんが開口一番に文化祭について触れた。
その声に反応して、陽平くんや悠実ちゃんや翼くん、拓哉くんも周りに集まった。
「文化祭の実行委員は忙しいからヤダね、俺は」
「じゃあ拓哉、あんたは一人で何か違うことやってなさいよ」
「その言い方はひでーよ、響子!流石の俺も傷付くね!」
「勝手に傷付いてなさいよ、バカ」
「まぁまぁおちついて、それで結局どうするよ?」
「やっぱりみんなで一緒のクラスの出し物の役割出来たらいいよね」
「それが一番だな。くるみはどうだ?」
「うん、私もみんなと一緒がいい」
「それならまぁ出し物が決まったらみんな同じものっつーことで決まりだな」
おおよそみんなで同じものの役割をするということで意見がまとまり、1時間目の休み時間が終わった。
みんなと同じものを一緒に作れたら嬉しいと思う。
だけどこんな風に周りにばかり支えてられていいのかとも不安になってしまう。
私は結局自分じゃ何一つ決められない人間なのじゃないかと。
陽平くんに頼って、他の人たちにも守ってもらって。
こんなことでいいのかと。
そんなことを今日一日ずっと考えていたら、ホームルーム前の最後の体育の時間、バレーボールをしていたら突き指をしてしまった。
結構な勢いで私のところに来た響子ちゃんが開口一番に文化祭について触れた。
その声に反応して、陽平くんや悠実ちゃんや翼くん、拓哉くんも周りに集まった。
「文化祭の実行委員は忙しいからヤダね、俺は」
「じゃあ拓哉、あんたは一人で何か違うことやってなさいよ」
「その言い方はひでーよ、響子!流石の俺も傷付くね!」
「勝手に傷付いてなさいよ、バカ」
「まぁまぁおちついて、それで結局どうするよ?」
「やっぱりみんなで一緒のクラスの出し物の役割出来たらいいよね」
「それが一番だな。くるみはどうだ?」
「うん、私もみんなと一緒がいい」
「それならまぁ出し物が決まったらみんな同じものっつーことで決まりだな」
おおよそみんなで同じものの役割をするということで意見がまとまり、1時間目の休み時間が終わった。
みんなと同じものを一緒に作れたら嬉しいと思う。
だけどこんな風に周りにばかり支えてられていいのかとも不安になってしまう。
私は結局自分じゃ何一つ決められない人間なのじゃないかと。
陽平くんに頼って、他の人たちにも守ってもらって。
こんなことでいいのかと。
そんなことを今日一日ずっと考えていたら、ホームルーム前の最後の体育の時間、バレーボールをしていたら突き指をしてしまった。
