もちろん拒否できる体力なんてなくて
荘におんぶされながら
もう一回病院に戻ってきた




車の中で後部座席に横たわりながら
龍に電話する荘の声を聞いてるうちに
あっという間に病院についた




「覇瑠頑張ったね
車椅子持ってきたから少し座れる?」


着くなり迎えてくれた龍に押されて
1人診察室に連れていかれた





「点滴する前に少しごめんね」


ベッドの上で聴診をされて
そのあと少しだけ症状を聞かれた



「怠いのと呼吸が辛いだけね?」

「ん。他は…大丈夫そぅ」



「うんわかったありがとう
点滴とお昼の薬でも下がってないから
少し強い薬使うからね
吐いたりしないはずだけど
気分悪くなったらすぐ伝えて?」




その言葉に頷きながら眠りについた