大きなミスをすることもなく
最終日の実習が終了した
「遠山さん10日間本当にお疲れ様
長かったようで私にはあっという間だったわ
私が今まで担当してきた実習生の中でも
本当にできる子だったわ
将来迷ったらうちにいらっしゃい
あなたと看護師として会えること楽しみにしてるわ」
「本当に10日間ありがとうございました!
優しく愛のある指導で楽しく学べました
そう言っていただけて本当に嬉しいです!
これからもスキルアップを目指して
立派な看護師になれるように頑張ります」
「あなたなら大丈夫よ!
私はこの後でなくちゃ行けないから
あなたはゆっくり支度して気をつけて帰ってね」
「はい!ありがとうございました!」
先輩看護師さんにお礼をしっかり伝えて
全てが終わって気の抜けた体で
更衣室に戻ると襲ってきた怠さで動けなくなった
「覇瑠ちゃんお疲れ様…
って大丈夫?具合悪いの?」
同じ学校の子が実習を終えて更衣室に来た
「お疲れ様〜少しね…
でも大丈夫だよありがとう」
「今日はゆっくり帰って休んでね」
うちの病院に来た実習生は私と彼女だけで
私の姿をみかねて家まで送ると言ってくれたけど
断って先に帰ってもらった

