プルルルルプルルルル


プロポーズからむかし話をしてる時
悠に電話がかかってきた


「ごめんちょっと出てくるね」



「うん!いってらっしゃい〜」



「あ、そういえば覇瑠」


「んー?」



「バイトはどうなの?
暫く話せてなかったけど」



「あーバイトね辞めちゃったの
やっぱり体力的に学校との両立
難しくってさ
荘にもかなり心配かけてて
体調優れない時期も迷惑かけられないから
バイト出てたんだけど
体がやっぱり追いつかなくてさ」



「そうだったんだ…
ごめんね私何にも知らなくて」



「全然!柚は夏休み頑張ってたんだから
そんなこと知らなくて当然だよ!
少しの間だったけど
社会経験できてよかったって思ってる
看護師になったらずっと看護師だから
普通のアルバイトとかも
経験してみたかったって感じだからね」



「そうだよね
看護に進んだら卒業さえすれば
看護師になれるけど
普通に就職する人たちとは
別の道って感じだもんね」