そんな自分にため息が出た。 「恵はいないの?」 そう聞かれて、考える暇もなく口から言葉が出る。 「……いないよ」 「そっか。なんか恵っていなさそうだもんね」 何言ってんの。私はずっと羽流が好きだよ。 私は答えることができなくて、ひたすら宿題に集中した。 千佳が私の返事がないことに気づくと、また、宿題に集中しだす。 千佳が見ていないところで、私はちょっと泣いた。