チャイムが鳴って、給食の時間になった。 「恵ー!お腹すいたよぉ〜」 「いや、私に言ってもダメでしょ。間違ってでも、私のほっぺは食べないでよね」 「えー、食べようと思ってたー。だって恵のほっぺぷにぷにだもーん。おらおら」 「やめい」 そう言って千佳とわちゃわちゃしながらワゴンを運んでいると、「俺も手伝うよ」と上から声がした。 顔を上げると、そこには笑顔の顔。 「あ、羽流。てんきゅ」 千佳が笑顔でそういうと、羽流は照れ臭そうに「ういーっす」と言う。 その途端、息が詰まった。