ニコはける
シノは座ったまま
歌詞が始まったら音響の間で1週間の時の流れ
いろんな椅子に座ったり、悩んだり、たまにリカコが来てジュース置いてったり、ナオキと2人で台本考えたり
とりあえず悩んでる感じ
(最悪いらない)
時は1週間後
部活が終わり部室で1人、台本を創作中
シノ「うーん、…あれから1週間経ったけど、そろそろ完成させないとなー…なんだけど…!主人公が最後に伝えたいことがいまいちしっくりこない。…人の言葉を信じられなくなった好きな人にかける言葉…か…私なら、なんて言うだろう」
(シノ「舞台は主人公の夢の中。不思議な夢を見る主人公。そこは生と死をさまよう人間が集まる世界。そしてそこには現実世界で思いを寄せる同級生がいた。翌日、彼女は病院に入院していた。現実世界でも生と死の間をさまよっていた。自分の夢と彼女の夢が繋がっていることに気づいた主人公は、その世界から彼女を救おうとする。その世界で協力してくれる仲間に出会い彼女を救える方法を見つける。それは、彼女の意思を変えること。現実世界では毎日彼女の病院に通う主人公を笑う人達がいた。それでも毎日、夢を見た。自殺未遂でこの世界に迷い込んだ彼女は現実世界に帰ることを拒む「誰の言葉も信じられない。現実に帰ったって私はまた逃げてしまう。やりたいことも好きなものも、全部自分に嘘をつく!離れられるのが怖くなったら、自分から離れていく。本当は信じて欲しいのに誰も分かってくれない私のことなんて」生きることを拒む彼女に主人公は言葉をかけた」)
シノ「うーん、あーーー、あーーー!!、分からん!!…1回他の台本見てみよう。…確か昔先輩らがやったやつがここに……(ダンボールを探る)あ、あったあった!!……ん?」
ダンボールの中から、手作り感のある絵本
シノ「なにこれ、台本…?、じゃないか、絵本?かな……手作りっぽいけど、昔の先輩が作ったのかな。…セ、カ…イ。セカイ?うわー、カタカナで不気味〜。…でも、綺麗な表紙……」
席につく
シノ「中の絵も素敵、誰が書いたんだろう。……えーと、」
暗転ピンスポ
シノ「私の小さなこの世界では私だけが見ることが出来るセカイがある
奇妙なその好きや嫌いや悩みの向く先を私だけが知っている
これは私にだけ明かされた世界
僕はそれをまるで絵本の読者のような気分で大人でも子供でもないその感情をただ、眺めていた」
ペラ
シノ「誰からも信頼される少女がいました。優しくて、しっかりしていて、周りに人がたくさんいて、いつも楽しそうに笑っていました。そんな少女の周りには悩みを抱えた少年少女が7人」