私の見るセカイ

リカコ登場
リカコ「何やってんの。あんたら」
リョウ「うぉい!びっくりした」
ダイスケ「どうしたんですか、部活ないですよ」
リカコ「だって変な声聞こえてきたから」
ヒカリ「え」
ニコ「聞こえてたぁ…」
リカコ「何してたの?」
リョウ「あー、えっと、と、トランプ?」
ダイスケ「なんで嘘つく必要があるんだよ」
リカコ「まぁ、いいけど。早く帰りなさいよ?」
ダイスケ「あ、おいヒカリ」
ヒカリ「ん」
ダイスケ「今がチャンスじゃん」
ヒカリ「なんの」
リョウ「コミュニケーション!!」
ヒカリ「あ」
ダイスケ「リカコ先輩俺ら先に帰るんで」
リカコ「いや、私も帰るんだけど」
リョウ「ゆっくりしてって下さい!」
ニコ「じゃ、じゃあね〜」
リカコ「ちょっと!」
3人帰る
リカコ「なんなの」
ヒカリ「あの、リカコ先輩…」
リカコ「なに?早く帰る準備してくんない?」
ヒカリ「話聞いて欲しいんですけど…」
リカコ「は?」
ヒカリ「私、今までサボってばかりでごめんなさい」
リカコ「いきなり謝られても」
ヒカリ「私はリカコ先輩が思ってる通り、悪い印象しかないかもしれないけど、これからはなるべくちゃんと来る、…来ます」
リカコ「ふーん。なんでそういう気になったの」
ヒカリ「私、好きだから、演劇も2年のみんなも、シノ先輩も…」
リカコ「そう」
ヒカリ「リカコ先輩のことも、わりと好きだよ」
リカコ「はぁ?私は嫌いよ?」
ヒカリ「知ってるよ」
リカコ「てか敬語使いなさいよ」
ヒカリ「あ、」
リカコ「そういうところも私は好きじゃない」
ヒカリ「スミマセン」
リカコ「また来なくなったりするんでしょ?」
ヒカリ「絶対にしないです」
リカコ「なんで言いきれんの。今まで全然来てなかったくせに」
ヒカリ「それは」
リカコ「信用出来るわけないでしょ」
ヒカリ「それは本当にすみませんでした。でも、私は努力します。好きなものは好きと言いますし、やります。だからリカコ先輩、私のこともっとちゃんと見てて」
リカコ「……はぁ」
ヒカリ「なんですか」
リカコ「本当は知ってるわよ。2年が残って練習してんのとか」
ヒカリ「は?なんで?」
リカコ「わかりやすいのよ。シノは気づかないけどね」
ヒカリ「気づいてたの…?」
リカコ「ふ、後輩思いでしょ?」
ヒカリ「陰口言うくせに…」
リカコ「幽霊部員の陰口言って何が悪いのよ」
ヒカリ「そうですよね」
リカコ「でもね、私もそれはやめる。いい機会だしね。シノはきっと私とこんな話がしたいわけじゃないと思うから。それに、努力とか演劇好きな気持ちとかはちゃんと認めてあげたいから」
ヒカリ「リカコ先輩…」
リカコ「ちゃんと来るのよ?それでちゃんと私を信頼させなさい」
ヒカリ「うん。…私やっぱりわりと、リカコ先輩のその感じ好きだよ」
リカコ「は?」
ヒカリ「演劇に真面目な感じ」
リカコ「じゃあ不真面目なあんたを私が嫌いでもおかしくないわね!」
ヒカリ「じゃあ、これからきっと好きになるじゃん」
リカコ「まぁ、…そうかもね」
ヒカリ「うん」
リカコ「もう、早く帰る準備して、雨やばい」
ヒカリ「ゴメンなさい」あー、結構降ってんなー、ウザ
リカコ「…今度、私も付き合ってあげる」
ヒカリ「え?」
リカコ「集まって台本読んでたんでしょ。ちゃんと見ておくから、あんたの努力」
ヒカリ「ありがとう、ございます」
リカコ「あースッキリした」
ヒカリ「何が」
リカコ「これでシノに顔向けできるー」
ヒカリ「じゃあ、私もだ。シノ先輩を信じてよかった」
リカコ「当たり前じゃない。シノの言葉はは絶対に嘘なんかじゃないから」
ヒカリ「私たちはそれを証明するんですよね」
リカコ「そうよ!私達がシノを助けるのよ。私達がちゃんと前に進むことで」
ヒカリ「うん」
リカコ「よし帰りましょ。てかさっきから思ってたんだけど、うん、って敬語じゃないからね。はい、て言うのよ」
ヒカリ「はーい」
リカコ「のばしぼうはいらない」
ヒカリリカコはける
雨の音FIクレッシェンド
暗転
雨の音デクレッシェンドFO