私の見るセカイ

ペラ
ユウキ「そして少女の心に溜まった一人ひとりの感情は、やがて爆発します。留めていた気持ちさえこぼれ落ちていきます。僕はそれを、眺めるだけ」
シノのストップモーションが解ける
シノ「私って…嘘つきなのかもしれないなぁ。私って嘘つきなのかもしれない。本当はどうだっていいのかもしれないなぁ。だってどうせ他人でしょ?…いやいや、だってみんなもそう思うよね?ね?悩みの答えを私に求めないでよ、私は都合のいい言葉を吐くだけの優しいやつじゃないよ?あはははは、…はぁーあ。みんな優しいって言うけどさぁ、みんなが私を作り上げたんじゃないの?」
みんな出てくる
バラバラの定位置につく
ポーズがそれぞれ違う
シノ「私だって誰かを助けたくて優しい言葉を吐くんだよ、でも、それを嘘だって…言われちゃうの?みんなが傷つかないように本音を抑えていい言葉ばかりを並べて、それを嘘っていうの?」
ニコ「私、シノ先輩のこと信頼して勇気出して言ったのに…」
シノ「ニコ…?」
ニコ去る
ダイスケ「俺の夢、笑いました?」
シノ「笑わないよ…」
ダイスケ去る
リョウ「俺、バカですもんね」
シノ「リョウ…」
リョウ去る
リカコ「優しいふりなんて、…疲れそう」
シノ「待ってよ、リカコ!」
リカコ去る
ヒカリ「やっぱり私なんていらない?」
シノ「いらなくなんてないよ」
ヒカリ去る
レン「私の気持ち馬鹿にしました?」
シノ「そんなわけないでしょ」
レン去る
ユウキ「シノ先輩って…」
シノ「ユウキ!」
ユウキ「シノ先輩って誰にでも優しいですよね」
シノ「行かないで」
ユウキ「シノ先輩って誰に悩みを相談するんですか?もしかして悩みないんですか?みんなの相談にのってて辛くなる時とかないんですか?人によって返し方変えたりとかしてます?もしかしてたまに、…嘘とかついちゃってます?」
シノ「嘘じゃないよ?全部嘘ってわけじゃないんだよ!」
ユウキ「ま、正直なことばっかり言っても人は離れていくだけですからね」
シノ「あ、待って」
ユウキ「あー、でも、嘘をついても人は離れてくんですよね…。不思議ですね!!」
シノ「待って、ユウキ!!」
ユウキ去る
シノ「じゃあ、どうしたらよかったの?私はみんなが欲しがる言葉をあげたはずだよ?なのに、なんで?みんなどこに行くの?結局みんな離れてっちゃうじゃん。私は、なんなの?なんのために言葉を選、ん、で…あ、ぁ、…」