Deal×Love

「洸君、どうしてここに?」

私は顔が上げれずに俯きながら、声はいつものトーンになるように泣いているのがバレないように答えた。


「椿が泣いてるから」


え、


するといつも洸君が履いている白色に紺色のラインが入ったスニーカーが視界に入り込んでくると、上半身に重みと香りを感じ、背中からフワリと温かさに包まれた。

洸君が私を抱き締めた。


「やっぱ気付いちゃったんだ、自分の気持ちに」


え?

それは……洸君は私の気持ちに気付いていたの……?


「俺が何で知ってるか驚いてんのか?椿、顔に出るからすぐ分かるって」

クスクス笑っている洸君。

そんなに私って分かりやすいんだ……。
海さんにもバレてたら嫌だな……。