Deal×Love

「あのお友達の前で椿を誘うのは失礼かと思って」

アリサのことを気遣っていたのか。成る程。

「さぁデートしよう」

彼の行動に納得していたら、勝手に手を握ってきた洸君。

「しない!」

私はバッと振り払う。

「約束したじゃん」

また掴まれる。

「してない!」

また振り払う。

「これじゃあコントしてるみたいだな。観念しろ」

「え」


洸君が私の方に近付いて少し前屈みになったかと思ったら、ひょいっと軽々と私を肩に担ぎ上げた。