Deal×Love

次の日。


「今日は洸、学校に来てないのかしら……」

アリサは一日中、洸君の話をしていた。
目を爛々とさせて。

昨日は現れたのに今日はもう午後二時なのにまだ現れない。

「残念だけどもう帰ろっか」

今度はしゅんとしてしまった。

恋する乙女って感情が忙しい。


大学が終わると今日もアリサと電車に乗った。
今日は一人で最寄駅まで帰ってきた。
私、進歩してる。
自分で自分を褒めたいくらい。


「椿、待ってた」

胸を張って帰宅しようと歩いていた時、目の前から声が飛んできて。

「洸君!」

今日現れなかった彼が改札口を出たところに立っていた。