Deal×Love

「出張に行かれていたんですね、お疲れ様でした」

「ごめん、伝え忘れてたね。もしかして洸から聞いた?」

その名前を海さんの口から聞いたら、身体が何故かビクッとして。

「あのっ!」

何故か大きな声まで出てしまい、驚いた海さんの顔を見てハッとした後、私は縮こまる。

「私は、洸君とは変な関係じゃありませんから……」

小さく背中を丸めながらも私は一昨日言いたかった言葉を伝えた。


「そうか」

海さんはあっさりと返した。

その様子に胸が何故かズキズキ痛くなる。

海さんと話すとどうしてこうも調子がおかしくなるのだろう……。

何故か変に視線が泳いでしまうし……。


「洸がね、一昨日の夜、会社に来たよ」

「え」

洸君、海さんに会いに会社まで行ったの!?