目覚めるとあれから5分しか経っていなかった。
真夏でもないのに汗でぐっしょり全身が濡れていて気持ちが悪い。
こうなってしまってはもう一度眠るのは困難に近かった。

仕方ない、シャワーでも浴びるか。
休日の早起きもたまには悪くない。
有意義な1日を過ごせるかもしれないじゃないか。

そう自分に言い聞かせると窓を開け新鮮な空気を取り込む。
大きく伸びをするとあくびが出る。
そりゃまだ眠いよな。

眠い目を擦りながら脱衣所に向かい溜まった洗濯物を詰め込んだら洗濯機の電源を押す。

そのままシャワーを浴びついでにお風呂を掃除して上がる頃には洗濯が終わっていた。

いつも休日は放ったらかしだっか家事に追われ特に何をするでもなく日が暮れていく。
しかし今日は早起きのおかげで昼過ぎにはだいたいのことを済ませられた。
きれい好きな人から見れば手抜きだって言われてしまうかもしれないが、男の独り暮らしだ。
そこは多目にみてほしい。