ご飯を食べ終えて、2人でゆっくりテレビを見ていると


「千代、風呂入ってこいよ」


眠そうにしているのを勘づかれたのか、如月くんが言った


「いいよ、先に如月くん入って」


「俺が入ってる間にお前寝ちまうだろーが」


確かに……


「わかった!じゃあ入ってくるね」


急いで準備をしてお風呂場に向かった


お風呂も部屋に併設されていてとても綺麗。脱衣所も広くて白くて清潔感に溢れてる


「すごいなぁ、これが寮だとは思えないよ」


そう言いながらカツラを取った。黒のボサボサのかつらは地毛ではない。私の元々の髪の毛は銀色。


髪の毛切って黒染めしようかと思ったけど、時間もないしこの髪の色は気に入ってるから、変えるつもりはない


お風呂から上がって、脱衣所でドライヤーをかけてまたウィッグをかぶってメガネをした


「お風呂上がったよー」


「おう、、ってお前なんでもうボサボサなんだよ」


「こ、これはその……くせっ毛!くせっ毛なの!」


「そーなのか」


あ、危なかった……


そうして如月くんはお風呂に入っていった