じゃあ、今チャンスかな。
私の前を歩いてくれてる、優しい星野くん、
「………ありがと」
ぼそっと小さな声でお礼を言った。
「あ、ここ。すごい花火がきれいに見えるから」
星野くんが連れてきてくれた場所はあまり人がいない。
というよりも、あまりどころではなくて、全くいない。
「うわあ、穴場スポットだね!」
「まあ、そうだな」
星野くんが笑ってくれてる。
たったそれだけのことがものすっごく嬉しい。
これ、伝えなきゃな。
「星野くん」
「ん?なに?」
星野くんは私に真っ赤な顔をしながら告白してくれた。
そんな星野くんを断れる訳もなく、
でも、もちろん最初はちゃんと断るつもりだった。
だってずっと友達くらいにしか
いや、友達というよりも知り合いくらいにしか考えてなかったから。
でも、今日だけじゃない。
星野くんと付き合うようになってから、
いっぱいいっぱい楽しかった。
毎日がきらきら輝いて見えた。
それは比喩的かもしれないけど、ほんとに。

