絶対に守るから。

彼女だけには好かれていたい、俺のそばで笑っていてほしい。俺に都合の良い願望が胸の奥で渦巻いていたのに今はもう、声を聞くだけで怖いと思うようになってしまった。出来るなら互いに手を伸ばしても届かない距離から一歩も近寄ってほしくないと思うようになってしまった。今までは触れたくてたまらなかったはずなのに。今はもう、遠くから見ているだけで十分だと思えるようになってしまった。
誰が悪いとか、何々がなければとかではなくて。きっと誰も悪くなくて、俺の思っていた彼女ではなかっただけの事。彼女が悪いのではなくて、俺が悪い所を見ていなかっただけなんだって思いたくて。怖いと思っているのに、なぜかまだ好いている自分がいた。

「思った事を言っただけよ。勘違いするならすれば良い」

何で冷たい言い方しかしてくれないんだよ。仮にも友達のように仲良くしていたじゃないか。