まるでカーレイジが来る何十年も前に戻った時のようだ。エレナードと二人で仕事を片付けるようになった頃、自分のしている仕事がどんな物であるかを身に染みて分かった時もよく怯えていた。殺してくれと依頼されれば、どんな理不尽な理由であろうと殺しに行かなければならない。記憶を消してくれと言われればどんなに愛された美しい記憶でも、完全に消さなければいけない。守ってくれと言われればどんなに極悪非道な生き方をしている奴であったとしても守らなければいけない。
彼女の母親は同じ仕事をこなしてきた。最初は怯えながらも、怯えているなりに何とか期待に応えようと必死になっていた。けれど、少しでも失敗の影が見えると殺す勢いで罵倒される。心を殺さなければ、体が殺される。
彼女は慣れるにつれて怯えた顔を見せなくなって行った。俺の前でも、エレナードの前でも。ずっと一緒にいたハウラムや元国王の前でも見せなくなった。
彼女の母親は同じ仕事をこなしてきた。最初は怯えながらも、怯えているなりに何とか期待に応えようと必死になっていた。けれど、少しでも失敗の影が見えると殺す勢いで罵倒される。心を殺さなければ、体が殺される。
彼女は慣れるにつれて怯えた顔を見せなくなって行った。俺の前でも、エレナードの前でも。ずっと一緒にいたハウラムや元国王の前でも見せなくなった。



