絶対に守るから。

何らかの形で舞った粉に火が着き、扉を開けてしまったリオディナが爆発に巻き込まれた。いや、爆発がもし故意であるとするならリオディナが扉を開けたのは偶然ではない。開けさせるような理由を作っていたのかもしれない。例えばエルフの苦手な匂いを書斎に漂わせておき、体調が悪いのだと書斎から避難するための口実を作らせたか。いや、でもわざわざ城の者であるリオディナを狙うか。お嬢ちゃんに仕えているとは言えど、城の者には変わりない。最優先しなければならないのは国王の命だ。お嬢ちゃんを殺せと言っても実行するくらいの忠誠心はあったはず。
お嬢ちゃんが狙われたのか。扉を開ければ爆発するような罠を仕掛け、俺たち全員を消そうとしたとしたら。
そういえば本を落とした時、変な違和感があったな。張っていた糸を切ってしまったような、異物に触れたような感覚。まさか、俺の行動が爆発を生んでしまったのか。