絶対に守るから。

彼女の友として何十年もそばにいるハウラムを信じられないという方がおかしいのかもしれない。けれど今まで出てこなかった鬼の一面がもし出てきた時、俺がそばにいなかったら。守る事ができなかったらと思うと怖いんだ。
俺が死んでしまうから怖い訳じゃない。俺に出来た、彼女という初めての希望が消えてしまう事が怖いんだ。
ハウラムとリオディナは寝静まった頃にお嬢さんの部屋へ戻ってきたけれど、俺以外は皆眠っていた。と言っても、俺も二人が入ってくる扉の音に気付いて起きただけだ。眠っていたに近い。

「あら。姫様、寝ちゃってる・・・。話は明日にしましょうか」

「あぁ。なぁ、リオ。お前はどうする。部屋で寝るか?」

ハウラムはお嬢さんのそばに寝るのか。