絶対に守るから。

人間のような見た目でありながら人間では成し得ないほどの年月を生きているハウラムの種族が知りたかった。彼女と行動を共にしていた事で色んな種族に出会ったが、ハウラムのように検討の付かない生き物に出会ったのは初めてだったから。

「非常に人間に近い身なりをしているが、ハウラムは鬼の1種だろうな。普段は髪の量が多いおかげで隠せているみたいだが、髪が濡れた時にでも頭の方を見てみると良い。生え際の近くに小さな角が生えているはずだ」

さすが医師と言った所か。はずと言う事は確かめてはないみたいだな。でも、ハウラムの身なりだけで分かったような口振りだ。
やっと納得出来た。人間離れしている寿命、体力、時々見せていた鋭く冷たい目。鬼の血が流れているなら普通の事だ。でも、愛を持たないとされる種族である鬼がお嬢さんに恋。しかも叶わなくても辛抱できるほど愛しているというのはどうも気になる。