絶対に守るから。

言葉の裏を探ろうとする癖が無くなった訳でもない。けれど、ハウラムの子供ながらに逞しい答えを聞いて彼女の心も守ってみたくなったんだ。ハウラムと一緒にいる時によく見せる心からの感情を俺も感じてみたいと思えたんだ。もしかしたら俺の希望になってくれるんじゃないかって。ハウラムの言葉を聞いてそう思えたんだ。
一緒に住んでいる訳ではないが、俺の心が変わってからはずっと一緒だ。依頼の仕事に同行したり、ハウラムが来なかった夜に会いに行ったり。彼女の母親に助けてもらった恩を返したいと思ってもいない口実を作って彼女の日常の一部になった。
たまに彼女の事も、自分の事も信じられなくなる。本音なのかと疑ってしまう。でも、信じられないのに一緒にいたいと思う気持ちが消えた事はない。
自分でも不思議だった。信じられないはずなのに、彼女が視界にいない事が怖い。人を信じられない事よりも彼女が視界にいない事の方が震えるほど怖いなんて。