絶対に守るから。

俺だけではない。彼女も俺と会いたいと思ってくれていた。なのに俺は何度か会っているにも関わらず、ずっと忘れたまま。彼女にどんな思いをさせてしまったのだろう。俺の勝手で会いに来てしまったけれど、彼女の事を本当に思っているのであれば来るべきではなかったのだろうか。

「ハウラム?」

「エレナード・・・」

エレナードの表情が俺の心をひどく痛ませた。何で来たんだというような表情をしていた訳ではない。ただ、自分も彼女を愛しているはずなのに俺を歓迎するような優しい表情をしていたんだ。本当は歓迎なんかせず、追い返してしまいたいと思っているはずなのに。
差し出されたエレナードの手を俺は強く握った。俺たちの絆を確かめ合うかのように握り返された手は冷たいはずなのにとても温かくて頼もしかった。安心できる、信頼できると思わせてくれる手だったんだ。