絶対に守るから。

深呼吸をし、意を決して顔を上げると俺の体に衝撃が走った。今までの空白を埋め尽くすかのように彼女との思い出が次々と流れ込んできて、中には泣いている顔も怒っている顔もちゃんとあった。そして、一番最後に俺の体へ飛び込んできたのは大好きだった彼女の笑顔。俺は彼女と会い、全てを思い出したんだ。
涙が流れて言葉にならなかった。抱き締めた腕の力は彼女が振り払えないほど強く、痛かったと思う。でも、自分でも何が言いたいのかよく分からないほど色んな感情が溢れていたんだ。
忘れていてごめん、覚えていてくれてありがとう。色んな言葉が心の中で溢れていた。でも、一番伝えたかった言葉が1つ。彼女の目を見ると俺の口からすんなりと出てきたんだ。

「会いたかった」

彼女と同時に発した、会いたかったという言葉は何よりも複雑に俺の心へ飛び込んできた。