絶対に守るから。

まだ状況が掴めずにいるのにも関わらず、エレナードは俺とヘゥインを台所へ連れていくと料理を作り始めた。だってたくさんの料理をして食後のデザートだって作ったのにまだ足りないっていうのか。確かに村の人たち全員が来てはいるけど、村の人たちが持ってきた食糧はどうしたんだよ。全ての料理が無くなるほど時間は経っていないだろ。

「私、先に飲み物を運んでおくね」

「待て。力仕事は俺が行く。ヘゥインはエレナードと一緒にいろ。な?」

数本ある大きな瓶を両手で抱え、祝っている部屋へ運ぼうとするヘゥイン。でも、何となく村の人たちがいる部屋に行かせたくなかった。だから俺がヘゥインの持っている大きな瓶を預かって村の人たちがいる部屋に向かったんだ。今、ヘゥインを戻せば心を傷付ける何かがありそうな気がしたんだ。
思った通り。ヘゥインは台所にいさせて正解だったと祝っている部屋に着いてから安心した。