絶対に守るから。

きっとミオラスの中に気に入っている何かがあったのだろう。性格か、過去か。一緒にいたいと思える何かがなければ、彼女は誰かと仲良くしない。現に、性格の不一致で養父である国王を嫌っている。それに引き換え、元国王とは長い親友のように仲が良い。養子になった今でも、名前で呼び合うほど信頼している。
俺の推測だが、彼女はミオラスの天然さを気に入っているのだと思う。裏表がなく、言った後の場の空気で場違いの言葉であったかを察して。でも、察しはするくせに何で場違いであったのかは分かっていなくて周りに説明されてやっと理解する。そんな一部始終を密かな楽しみにしているのかもしれない。

「これからも付きまとってやってくれ。姫はお前のそういう所が好きなんだと思う」

好きという言葉に過剰に反応する所もきっと遊ばれる日が来るんだろう。彼女には城が堅すぎるからな。