俺はただ、責務を全うしているだけなのにどうして彼女は離れていくんだ。どうして笑顔すら見せてくれなくなったんだ。どうして寂しそうな表情しか見せてくれないんだ。
俺だって、本当は俺だって言いたいんだ。城に来る前のように名前で呼びたいんだ。なのに、姫と兵士という肩書きが邪魔をして呼んではいけないと喉に蓋をする。癖でうっかり出てしまわないように錠をかけるんだ。俺だって言いたくないから言わない訳じゃないのに。
「先輩って姫様と仲が良いですよね。城に来る前は元国王様のように友達とかだったんですか?」
今の俺たちを見て仲が良いというのはミオラス、お前くらいだ。睨む事しかしてこない彼女と目を逸らす事しか出来ない俺のどこが仲良く見えるんだ。もしミオラスの性格が天然なのだとしたら頭のネジが抜けているどころの騒ぎではない。ネジどころか、部品自体が足りてないんじゃないのか。
俺だって、本当は俺だって言いたいんだ。城に来る前のように名前で呼びたいんだ。なのに、姫と兵士という肩書きが邪魔をして呼んではいけないと喉に蓋をする。癖でうっかり出てしまわないように錠をかけるんだ。俺だって言いたくないから言わない訳じゃないのに。
「先輩って姫様と仲が良いですよね。城に来る前は元国王様のように友達とかだったんですか?」
今の俺たちを見て仲が良いというのはミオラス、お前くらいだ。睨む事しかしてこない彼女と目を逸らす事しか出来ない俺のどこが仲良く見えるんだ。もしミオラスの性格が天然なのだとしたら頭のネジが抜けているどころの騒ぎではない。ネジどころか、部品自体が足りてないんじゃないのか。



