絶対に守るから。

寂しい気持ちが残っていても仕方のない話だろう。何せ、まだ子供と呼べる年齢なんだ。しっかりしているから大丈夫だろうと放っておいた俺たちにも原因がある。
ヘゥイン、早く起きていつもの笑顔を見せてくれ。カーレイジの母に対する寂しさは俺たちが埋める事は出来ない。カーレイジには母のように慕っていたお前の力が必要なんだよ。ずっと一緒にいたお前なら分かるだろう。

「殺してやるのも優しさなのかもしれない」

不意に出たエレナードの言葉に、胸ぐらを掴んでしまった。彼女に触れる事すら出来ない俺にエレナードの判断を止める筋合いはない。況してや人殺しを過去に考えていた時期がある俺には聞き流し、見て見ぬふりをするのがお似合いだ。
卑怯な行動がお似合いだと分かっていても、怒りに任せて手を出してしまうのはやっぱり彼女が愛おしいからなのか。