絶対に守るから。

要するに、俺はハウラムに期待していたのだろう。何か、お嬢さんの自分を悪く思う性格を少しでも良い方向へ変えて行ってくれるのではないかと頼っていたのだろう。
お嬢さん以外の生き物を信じる事がなかった俺がハウラムの力を信じたいと思っていたなんて調子の良い、身勝手な話だ。自分には出来ない責任をハウラムに押し付けているのと変わりないのだから。
俺が狂ってしまったのではないかと心配して見上げてくるカーレイジが少しだけ可愛く思えた。俺にもカーレイジのような弟がいてくれたならと少しだけ、家族に憧れを抱けた。

「エレナード?」

「・・・俺はお嬢さんを守るためなら何だってする」

自ら触れてみたカーレイジの頭は思ったよりも温かくて、片手に収まってしまうほど小さかった。けれど、それでもちゃんと生きているんだ。