絶対に守るから。

交わした約束が母の本性であったとしたら、自分は生き残っている者として期待に答えなければならない。追い込まれている時の身勝手な責任を抱えているような表情。他の奴らとは違う何かを感じてはいたが、どうやら俺の見立ては違っていたらしい。

「うざいな、お前。・・・お嬢さん、さっさと城に戻って家に帰ろう」

うざいというか、面倒臭くなってしまったんだ。彼女は止めたくても止められないんだと分かっているくせに、彼女に止めて欲しそうな顔をして感情任せに抱き締めて。それなのに、俺たちが口を挟めば考えた事がなかったとでも言うかのように戸惑いの色をちらつかせる。本人も無意識の内に出てきている反応や態度なんだろう。ハウラムに会う前の俺だったら確実に無視していただろうな。けれど、今は違う。ハウラムから彼女を引き離したくて仕方がないんだ。