絶対に守るから。

僕はまだ生きてやる。どうにかして彼女の剣が僕に刺さらないようにしなければ、手が届きそうだった夢が叶わなくなってしまう。ずっと夢を見ていたのに叶わないまま死ぬのは嫌なんだ。

「1つだけ、あなたに言いたい事があるの。私はどれだけ生きようと誰かを愛さないと思うの。夫婦にならないのはあなただからじゃない。家族は作らないって決めているの」

僕だから拒んでいた訳じゃない?
どういう事だ。僕を愛しすぎて拒んでいた訳じゃなかったのか。ならばなぜ拒む必要があった。彼女を縛り付けている何かが、誰かと夫婦になる事を拒ませているという事なのか。
作らないという事は子を生めなくて夫婦になる事に抵抗があるという訳じゃないんだな。だとするならば一体、何が拒ませているんだ。一体、何が僕の許可もなく彼女を縛り付けているんだ。