絶対に守るから。

今までだって睨まれる事は何度もあったのに何で今になって恐怖を感じるんだ。何で僕は今、彼女に話しかける事すら出来ないんだ。
彼女と僕は違う。彼女は僕を愛さなくても生きていける。でも、僕は彼女を愛さないと生きていけない。僕にとって、彼女は全てなんだ。やっと手にできる所まで来ているのに諦めて手離すなんて冗談じゃない。僕は彼女と生きていくんだ。

「怖い?」

「怖くなんかないさ」

どうして分からなかったんだろう。最初からそうしていれば彼女はずっと僕のそばにいてくれたんだ。彼女の意識を食べ、生きた屍にしてしまえば彼女は僕無しでは生きられなくなるじゃないか。どうしてもっと早くに気が付かなかったのだろう。