絶対に守るから。

相変わらずなのはお互い様だ。僕の芸術的な屋敷の良さを分からないなんて人生、損をしているよ。と言うより、扉の前に掛けておいた花嫁の衣装はどうした。ちゃんと純白の衣装を掛けておいたのに計画が台無しになってしまう。せっかく彼女との結婚式を上げるために作った部屋なのにちゃんと着てくれなきゃ困る。

「何が気に入らなかったんだい?君に似合う物を選んだつもりだったんだが?」

彼女は扉の前に立ったまま、僕をずっと睨んでいた。分かっているさ。どうせエルフと人間にした事を怒っているのだろう。僕の種族は生き物の意識を食べながら生きている。だから、彼女と再会した時にはもうエルフと人間の意識はない。心臓だけが動いているただの脱け殻さ。
僕の屋敷には僕に意識を食べられた生き物たちの剥製が飾られている。とはいっても、見た目が気に入った生き物しか飾ってはいない。