自分の存在が恥で仕方ない。どうせいつか死ぬのなら、今すぐ殺してほしいくらいだ。だって俺は兵士なら当たり前である守るという責任を忘れていたのだから。
俺は兵士失格だ。城へ戻る事も彼女の前にいる権利もない。どうして今まで胸を張って彼女の前に立てていたのか分からなくなってしまった。俺はどうして彼女の前に立てていたんだ。愛する人に守られるなんて兵士としてじゃなく、男としても恥ずかしい行いのはずだろう。
「私は好き。人を守るのは落ち着くし戦いやすい」
「周りから下手に手を出されるとお嬢さんの命もお前たちの命も危うくなる。動けなくなった時以外は手出し無用だ」
人を守る事が落ち着く?
どういう事だ。自分はちゃんと人を守る事が出来るんだと安心するという事か。それとも助けてくれと求められる事で自分が実在しているのだと確信を持てるから自信に繋がっているという事か。
俺は兵士失格だ。城へ戻る事も彼女の前にいる権利もない。どうして今まで胸を張って彼女の前に立てていたのか分からなくなってしまった。俺はどうして彼女の前に立てていたんだ。愛する人に守られるなんて兵士としてじゃなく、男としても恥ずかしい行いのはずだろう。
「私は好き。人を守るのは落ち着くし戦いやすい」
「周りから下手に手を出されるとお嬢さんの命もお前たちの命も危うくなる。動けなくなった時以外は手出し無用だ」
人を守る事が落ち着く?
どういう事だ。自分はちゃんと人を守る事が出来るんだと安心するという事か。それとも助けてくれと求められる事で自分が実在しているのだと確信を持てるから自信に繋がっているという事か。



