今までは触れた事がなかったけど、安心するとヘゥインでも肩を撫で下ろす。生きていて当たり前の事のはずなのにどうして嬉しくなるんだろう。
ヘゥインの知らなかった一面を知れたから?それともまた別の話?
「もう少し待ってて。必ず、目を覚ましてあげる」
ヘゥインは俺の手を握ったままリオディナとミオラスに近付くと、二人の手も一緒に握った。二人の体温を感じて俺も頑張らなきゃって思えた。でも、ヘゥインの言葉が引っ掛からない訳じゃないんだ。
もう少しで目を覚まさせる。つまり、ヘゥインは二人を眠らせた犯人の元へ向かう途中で立ち寄ったに過ぎなかった。二人の安否を確認するために立ち寄っただけだったんだ。屋敷に入る前に一緒に来るかどうか訊いたのは引き返すなら今しかないという最後の忠告だったんだ。
ヘゥインの知らなかった一面を知れたから?それともまた別の話?
「もう少し待ってて。必ず、目を覚ましてあげる」
ヘゥインは俺の手を握ったままリオディナとミオラスに近付くと、二人の手も一緒に握った。二人の体温を感じて俺も頑張らなきゃって思えた。でも、ヘゥインの言葉が引っ掛からない訳じゃないんだ。
もう少しで目を覚まさせる。つまり、ヘゥインは二人を眠らせた犯人の元へ向かう途中で立ち寄ったに過ぎなかった。二人の安否を確認するために立ち寄っただけだったんだ。屋敷に入る前に一緒に来るかどうか訊いたのは引き返すなら今しかないという最後の忠告だったんだ。



