ヘゥインも怖かったんだって安心出来た。恐怖を感じていたのは俺だけじゃないという事はハウラムの武器に添えられていた手で知っていたけれど、ヘゥインと同じ気持ちというだけで全ての恐怖が消えるなんて知らなかった。ヘゥインの手に触れるだけで勇気をもらえるなんて考えてもみなかった。
「1種の仮死状態だな。日常生活に支障が出る程度だろう。命に問題はねぇ」
「そう・・・、良かった・・・」
ヘゥインが安心して肩を撫で下ろしたのが繋がれた手のおかげで分かった。とても不思議な感覚だ。今までは強くて優しい所しか見てこなかったから、俺だけが弱いんだってずっと思っていた。でも、違った。ヘゥインも一人の人で普通に怖がったり不安になったりする、俺と同じくらい弱い生き物だったんだ。
いつもは表情に出さないし、反応も薄いから分からないけれどヘゥインにもちゃんと感情はあったんだ。
「1種の仮死状態だな。日常生活に支障が出る程度だろう。命に問題はねぇ」
「そう・・・、良かった・・・」
ヘゥインが安心して肩を撫で下ろしたのが繋がれた手のおかげで分かった。とても不思議な感覚だ。今までは強くて優しい所しか見てこなかったから、俺だけが弱いんだってずっと思っていた。でも、違った。ヘゥインも一人の人で普通に怖がったり不安になったりする、俺と同じくらい弱い生き物だったんだ。
いつもは表情に出さないし、反応も薄いから分からないけれどヘゥインにもちゃんと感情はあったんだ。



