「だめだよ、遥!やめて」 「やめてほしい?」 こてんと首をかしげながら私をのぞき込むのはコイツの計算の内だろう。 私はぶんぶんと首を縦に振った。 「じゃあ…… 美希先輩、ぎゅーってして?」 「……は?」