5年生

中学年から高学年へ進級した私はクラス表が気になった。学校につくやいなやすぐさまクラス表を確認する。



「私は………3組だ。」


美紅は1組か。また離れちゃった


3組の教室に入ると
「あ、望慧流」

颯翔がいた。美紅残念だったねと同情しながら席につく。海斗の姿が見当たらない。クラス別々になっちゃったのかな。気持ちが落胆した


今年度の担任の先生は、實原先生だった。若くて綺麗と言うよりかは可愛い系の先生だった


「そういえば、窓側の席の子休みかな。」
独り言を呟きながら第1時間目開始を待っていた。そして開始時刻。席の子が来ることは無かった。1時間目が始まりみんなで自己紹介タイム
私の出席番号は………13番だ。
1番から始まりあっという間に2桁の数字に
私の番だ


「月宮望慧流です。好きな色は青……好きな食べ物はイチゴです。宜しくお願いします」
無理やりやらされてるかんが半端ない拍手を聞きながら席につく。
みんなの紹介が終わると
「2番の一ノ瀬海斗さんは今日おやすみです」
(えっ……)
耳を疑った___まさか5年生になっても一緒のクラスになるとは___。
心なしか気分が浮いて5年生という1年間の生活が楽しみになってきた。


その後細川愛美ちゃんということ仲良くなって
私、海斗、愛美ちゃんがイツメンとなってきた。


「海斗バカだな(笑)」
「望慧流、それな」
「だよね、愛美ちゃん」
「お前らうっせぇぞ」
私と愛美ちゃんで海斗をいじるのが自然と定番になりつつある時
梨沙「海斗と愛美ってほっぺにキスしたことあるんでしょ?」
そんな噂が耳に入ってきた。
大智「一ノ瀬そうなの?」
海斗「梨沙嘘つくなよ」
またしても耳を疑った。でもそんな予感はしていた。
ずっと思ってたから___里緒ちゃんに失恋してから海斗は少しずつ愛美ちゃんに心が向いてきたんだって。
予感はしていたのに___なのに
こんなにも心が苦しい。
友達という関係でいたいと自分自身で思ったことなのにっ無理だって思ってしまう。

掃除の時間___丁度私と海斗は同じ掃除場所だった。だから聞いてみることにした。



梨沙ちゃんが言っていた






ウワサ





について、