☆君との約束




「莉華……ごめんね」


手を繋いで、謝る。


彼女は変わらず、首を傾げる。


「待ってるよ」


いつまでも。


5年でも、10年でも、100年でも。


その時、俺はもう、死んでしまっているかもしれないけど。


聞きたいこと、話したいことがあるんだ。沢山……沢山、あるんだよ。


何年経っても、この思いは変わるものか。


何億年経ったって、この空が変わらないように……きっと、変わらない。終われない。


このままでは……君との恋を、捨てられない。