察したのか、あたしの顔を見て苦笑する彩音

「これで、セルリア学園の主要生徒全員です。あなた方の・・・・・・優鈴学園特別系の皆さんを、お迎えに来ました」

真面目な顔になって、特別系の面々を見る彩音

「こちらは準備が整っています。転入については歓迎です。ですが、こちらも事情があるので、こうしてお迎えができて正式な転入試験を受けることは以後できません。この試験は、期末テストの特別枠として学園長に設けてもらったものですので」

そういえば・・・・・・あったわね

他のみんなは受けてなくて、特別系だけ受けた、特別枠

あれが、転入試験だったというの?かなり難しかったけれど・・・・・・

「人間界の方とは思えない知識量、ブレ1つないコントロール力・・・・・・素晴らしいとしか言いようがないレベルです。セルリアの中でもトップレベルになれます」

全くだ、といった雰囲気がセルリア学園側のみならず、学園長と水野先生からも感じられた

そうなのね・・・・・・知らなかったわ

「これがラストチャンスと思ってください。もちろん、単独転入でも構いません。できれば全員お連れしろとのことですが・・・・・・本人の意思を尊重します」

いくか、いかないか

あたしは、周りを見た

信じられない、といった感じの顔で、東先輩に至っては口が半開き

あたしは・・・・・・行きたい

でも、優鈴のみんなにも会えなくなる・・・・・・

それに、お母さんたちにも許可をとらないと