水野先生に促されて、あたし達三人はソファの端に腰掛けた
あたしの隣に座る有村先輩を見ると、何やら思案している様子で
「遅れてすみません」
ぼーっとあたりを眺めているうちに、扉が開いた
さっと振り返ると、そこには学園長が何かのパンフレットらしきものを持って立っていた
『こんにちは』
さっと起立して、頭を下げるあたしたち特別系一同
「こちらこそ、お待たせしました。お伝えしたいことがあります」
そういって、学園長と水野先生はあたしたちの向かいのソファにすわった
伝えたいこと?
なにかしら・・・・・・
「実は、特別系の皆さんに─────」
学園長が言いかけたその時
ぴくっと、美里の隣にいる悠の体が疼いた
「来やがる・・・・・・悪魔の襲撃だ」
ぽつりと呟かれた、その一言
さっと面々の顔が青ざめる
「それは本当なの?悠くん」
「本当です。この学園に向かって────「特別系、今すぐ退治に向かいなさい」」
悠の言葉を最後まで聞かず、学園長が言い放つ
学園長命令ね・・・・・・言われなくても分かってますよ
『はいっ』
そしてあたしたちは立ち上がり、即座にこの部屋を出た
「どの方向?」
「これは・・・・・・魔界からかと。西南西からきています」
「了解。山崎を中心に他のものは援護しろ。園田は全員の中心にて常に気を配れ。小山はその横で治癒の準備、大園は予知に集中力。フェロモン系は三人で固まるぞ」
「「「「「「「はいっ」」」」」」」
7人の声が重なる
あたしの隣に座る有村先輩を見ると、何やら思案している様子で
「遅れてすみません」
ぼーっとあたりを眺めているうちに、扉が開いた
さっと振り返ると、そこには学園長が何かのパンフレットらしきものを持って立っていた
『こんにちは』
さっと起立して、頭を下げるあたしたち特別系一同
「こちらこそ、お待たせしました。お伝えしたいことがあります」
そういって、学園長と水野先生はあたしたちの向かいのソファにすわった
伝えたいこと?
なにかしら・・・・・・
「実は、特別系の皆さんに─────」
学園長が言いかけたその時
ぴくっと、美里の隣にいる悠の体が疼いた
「来やがる・・・・・・悪魔の襲撃だ」
ぽつりと呟かれた、その一言
さっと面々の顔が青ざめる
「それは本当なの?悠くん」
「本当です。この学園に向かって────「特別系、今すぐ退治に向かいなさい」」
悠の言葉を最後まで聞かず、学園長が言い放つ
学園長命令ね・・・・・・言われなくても分かってますよ
『はいっ』
そしてあたしたちは立ち上がり、即座にこの部屋を出た
「どの方向?」
「これは・・・・・・魔界からかと。西南西からきています」
「了解。山崎を中心に他のものは援護しろ。園田は全員の中心にて常に気を配れ。小山はその横で治癒の準備、大園は予知に集中力。フェロモン系は三人で固まるぞ」
「「「「「「「はいっ」」」」」」」
7人の声が重なる



