「はぁーっ、やっぱ暑いよね。窓開けるね!」



なわけないか!



千衣は再び立ち上がり、部屋の窓を開けに窓際に立つ。



暑いといえば、そうかも…。



「俺はこれで大丈夫だけどな」



シャツをお腹あたりまで持ち上げ、パタパタと前後に動かし空気を入れる。



「あたしはそういうわけにはいかないよ」



「まーな」



なぜか千衣はそのまま自分の机に向かい、俺のことは放置。



俺、邪魔じゃね?



スマホをいじっていると、さっきの友達からメッセージが送られてきた。



「早く来いよ!」



そーいえば、行くっつったんだっけ。



「やっぱむり」



すぐに返信すると…。