学校一の人気者に告白されました

「あいたた…」



床に打ちつけた尻を片手で押さえている。



まさかこいつ。



「なにやってんの。盗み聞きか~?」



「ちっ、違うよ!部屋の外で声がするからなにかと思って」



ほうほう、顔が真っ赤だけど。



ちょっとからかってみるか。



「聞かれてもいいけどな。合コンの誘い。花園女子だって」



「そっ…そうなんだ?」



仮にも付き合うことになったわけだし、ちょっとぐらい反発するだろ。



「かわいい子ばっからしー」



「…行ってみたら?」



おい、全く妬かねーのか。



つまんないやつだな。



「行くわけないだろ、俺には千衣がいるのに」



サラリと言ってみせると、真顔になってる。



…おいおい、ノーリアクションかい。