学校一の人気者に告白されました

「言っとくけど。お前らのモノになった覚えは一度もねーんだけど」



「そんなっ…陽向くん…」



女の子たちの顔が引きつっている。



「誰のモノでもなかった俺が、千衣だけのモノになっただけじゃん」



「それはっ…」



「それでもとやかく言うなら、誤解されても嫌だし他の女子とはもう話さないようにするけど?」



キツい言い方でもなく、いつものヘラっとした言い方でもなく…珍しく真剣な顔をしてしていたのもあって、女の子たちは黙ってしまった。



そのまま歩き出すと、後ろから女の子たちの声が聞こえてくる。



「やっぱり本当に付き合ってるんだ…ショック。彼女できたのは嫌だけど、話せなくなる方が嫌だよね」



「うん…そうかも」



その声を聞きながらドキドキしていると、陽向くんが軽く笑いかけてきた。