「ふたり仲いいな!羨ましいぜ」
陽向くんの友達が冷やかしてくるから、早くこの場を離れたくなる。
「もう帰ろう?」
「そだな、帰りどっか寄ってく?まだ1回もデートしてないもんな」
「うんっ」
やったぁ。
廊下を歩いていると女の子たちがジロジロとあたしたちを見てくる。
うわっ…視線が痛い。
「陽向くん…早く学校出よう」
思わず陽向くんの腕にしがみついてしまい、それが女の子たちを煽ってしまったみたい。
「あたしたちの陽向くんなのに!森本さん独り占めはずるいよ」
あたしたちのって…そう言われても困る。
だけど言い返せずにいると、陽向くんがぎゅっと手を握ってきた。


