学校一の人気者に告白されました

自分の部屋で待っていると、陽向くんがやってきた。



「なにやってんの。勉強?」



はっ、机に向かってるからそう思った?



「ううん、陽向くんを待ってただけ」



立ち上がると、ベッドの方へ移動し腰をかけた。



合わせて陽向くんもあたしの横に座った。



と思ったら、そのままゴロンと横になる。



「あー…ねみぃ」



「そうなの?無理しなくてよかったのに」



今日一日、陽向くんは大忙しだったはず。



それは疲れるよね。



「それでも千衣と話したくて来た」



体を半分起こし、再び寝転がる。



「ふふっ、気持ちは嬉しいけどー…すごく眠たそうだよ?」



「大丈夫、大丈夫」



そう言いながらも、陽向くんの瞼は完全に落ちている。