学校一の人気者に告白されました

うわーもぅ、陽向くんのペースについていけない。



あたしがトロいのか、陽向くんが素早いのか…。



こんな間にも、陽向くんは気持ちをさっさと切り替えて家にいるんだろうね。



対してあたしは、触られて火照った頬の熱もまだ引かないっていうのに。



はぁー…乱される。



それでも、嫌っていうのとは違う。



あたしのゆったりとした空間の中に、新しい風が吹き込んできた…そんな感じ。



また、後で会えるね。



そう考えると、やっぱり嬉しくて仕方がない。



夕ご飯を食べた後、陽向くんから連絡があった。



“今から行く”



わあっ、楽しみ!