学校一の人気者に告白されました

「千衣、すぐ目ぇ逸らすよな」



「だって…恥ずかしい…」



陽向くんがそんなに見つめるからだよ?



わかってるのかな。



「こっち向け」



顎を軽く摘まれ、顔を上に向かされる。



わぁっ…もうこの瞬間があたしには耐え難い。



緊張でどうにかなってしまいそう。



再び視線を逸らすと、陽向くんが苦笑している。



「逃げんなよ」



「そういうつもりは…ないんだよ?」



「なら、どーいうつもり?」



「こう、今からくる…って思うと、どうも…ダメで」



「真面目過ぎだろ、ノリでできない?」



ノリで?



むっ…無理だよ!