SHOCK -衝撃的なlove- 《番外編》

「……渚さんって何だかんだで優しいね」


車を発進させたら、琴羽が言った。


「あっそ」


泣かれるのは困るからしょうがない。


「……仁科彩羽が羨ましい」


また彩羽の話か。


「渚さんの優しさいつも受けてて…愛されてて…」


「……彩羽の話はもういいから」


このまま彩羽の話してたら、絶対泣くだろコイツ。


「こうやって渚さんの隣にいるのは私なのに、私には気持ちが向かない」


……。


「俺、最初に聞いたと思うけど。〝俺がお前と一緒にいても別の女のこと考えてんの耐えれんのか〟って。お前〝それでもいい〟っつったろ」


それに、琴羽に気持ちが向くことはないとも断言した。


「……やっぱり耐えれない…。苦しい……」


「…じゃあもう会わない。それでいいだろ」


俺は別にそれでも困らない。