SHOCK -衝撃的なlove- 《番外編》


**

今日はデートの日。


出来る限りのオシャレをして、待ち合わせ場所に向かう。


胸元にキラキラスパンコールが散りばめられたVネックの黒いシャツに、白のロングスカートを履いてる。


メイクもいつもより丁寧にして、髪の毛もいつもより丁寧にセット。


待ち合わせ場所は私の家の最寄り駅。


「彩羽ー!」


同じようにオシャレな格好をしてる海さんが私の名前を呼んでくれた。


「メッチャ可愛いやん」


私を上から下へ、下から上へと眺めてから海さんが言った。


「そう?ありがと」


「普通女子って〝そんなことないよぉ〟とか言うやろ」


無自覚美少女ではないからね。


昔からの癖でそんな返し方になっちゃうし。